大人ニキビの特徴
大人ニキビでやっかいなのは背中にできるニキビです。成人男性にできやすいといわれていますが、最近ではシャンプーなどのすすぎ残しが原因となり、女性の背中にできることもあるようです。
そもそも背中には皮脂腺が多いので、大人ニキビができやすいということもある上に、背中や胸は服に覆われているために汗をかきやすく、他の部分と比べて温度・湿度が高くなっているということもあげられます。
従って、雑菌やアクネ菌が繁殖しやすくなり、その結果、肌のザラつきやシミなどのトラブルも併発しやすいようです。さらに背中は自分の目で確認しづらく手も届きにくいので、ケアが難しいといえるでしょう。
大人ニキビに悩む人は少なくありませんが、ニキビ跡に悩む方も多いと思います。ニキビ跡は、別名アクネスカーとも呼ばれ、大きく分けて二つの状態に分かれます。
シミのように色素が沈着している状態と、ニキビ跡が陥没して肌表面が凸凹している状態の二つです。
色素沈着は、軽度の大人ニキビの炎症が、皮膚の表層付近で起こった場合に起きるとされており、メラニン由来の炎症後に色素沈着が起こります。
凸凹ニキビ跡は、重症の大人ニキビができた後、自分でつぶすなど間違ったケアをした場合になることが多いようです。大人ニキビの炎症が真皮まで到達し、真皮層の細胞が破壊されることによっても凸凹になり、ひどいときにはケロイド状のニキビ跡となる場合もあります。